1F 和室3間・応接1間・奥庭

暖簾をくぐると、見世の間を右手に、広々とした壁面にも展示可能な通り土間があります。
吹き抜け構造に天窓が設えられ、玄関の小上がり3畳を上がると、坪庭を有する12畳の玄関間「紬」の間がお出迎えします。

結城紬の後染めで「山霧」を連想させる欄間が印象的な6畳のつぎの間「山霧」、奥庭・茶室・土蔵の望める8畳の奥座敷「梅」、と奥へ、前栽へと続いています。
また、玄関小上がりすぐ、山霧の横に、6人掛けの椅子と机の常設してある応接間があります。

※写真にある、玄関間・紬の間の応接ソファーセットは移動してあります。

玄想庵の奥、一番の見所である、広々と作られた茶室に繋がる露地庭でもある前栽。
約8mもの継ぎ目のない一枚板が贅沢に使われた広縁が囲み、
苔むした庭には、梅・松・椿。置かれた手水、蹲踞、石灯籠、石像、伽藍石なども他とは一風変わった珍しいもので、喧噪から隔離された神聖な空気感が漂います。まさしく、奥に隠された”仙境”です。

典型的な京町家の表屋造だといえますが、この前栽を中心に廣田紬としての”粋”が綿密に構成された京町家だといえます。

※このページの写真は夏用の床の籐莚(とうむしろ)や葭戸(よしど)、御簾(みす)に衣替えした時期のもの。