特別な日の撮影−和装が引きたつ最高のロケーション−
玄想庵のご利用事例として多いものの中に写真や動画の「撮影」があります。
生花やご自身が制作された小物などを床の間や棚に置いての撮影、舞妓さんの撮影、Youtube動画撮影、成人式やご結婚の記念撮影等々…そして撮影の対象が人の場合、かなりの高確率で着物を着ておられます。
現代日本では和装を日常着とする人がグッと減ってしまいました。文化庁の報告書によると「着物を自分で着付けている(いた)、あるいは人に着付けている(着付けたことがある)」人の比率は全体の11.0%、「自分で着物の着付けはできないが、人に着付けてもらって着ている(着たことがある)」人が38.2%となっており、日本の伝統的衣装にも関わらず、着物を着た経験がある人は全体の半分弱ほどしかいないようです。しかも男性の場合は、75.4%の人が着物を着たことがない、とのこと。
中学校の家庭科の教科書には和服の特徴や浴衣の着方などの記載があり、学習の中で和装体験を取り入れているところもあるというのにこの割合。自分で着付けができる人たちであっても、着物を着るのは年に1〜数回程度にとどまる人が多数を占めているようなので、日本文化の継承を思うとなかなか寂しい結果です。
このように着る機会が少ない着物ではありますが、やはり日本人として1度はきちんと着てみたい、と思っている人も多いようです。
その様子が感じられるのはやはり成人式。Our Photoの「成人式最新実態調査2023」によると女性の約9割(89.8%)が和装で参加していた、とのこと。日本ならではの艶やかな振袖への憧れを抱く女性の多さを感じます。
「人生に一度しかない晴れの日に和装を選ぶ」ということから、日本人の潜在意識の中には着物に対する特別な思いがあるのかもしれません。男性の和装は女性に比べると少ないですが、京都の街中を歩いていると、旅行客らしいカップルが仲良く着物を着て歩いている姿をよく見かけますので、男性の中にも密かに着物への憧れを抱いている人が少なからずいるのではないでしょうか?
そんな滅多にない特別な日のための装いには、その姿が一番引き立つ場所で撮影し、思い出を形に残したい、と思うものですよね。
着物は日本の伝統的な民族衣装。そうなると、そのロケーションとしてふさわしいと誰もが考えるのは伝統的な日本家屋の和室やお庭。
特に旧館は、歴史ある建物の情緒や、お庭の景色との調和に魅力を感じてくださるお客様が多くいらっしゃいます。
玄想庵は応接間以外のほとんどが畳の和室でお茶室とお茶室に続くお庭もあります。2階の応接間についても、大正ロマンを思わせるようなレトロな風情なので、着物姿がしっくりと馴染みます。
また、新館3階には白を基調とした三面採光の明るい撮影スタジオもあるので、余計なものを入れずに理想的な光で撮影したいという願いを、同じ建物内で完結することもできます。
弊社のスタジオは超高精細画像を撮影できる環境も整っております。→https://hirotatsumugi.jp/craphto/
撮影スタジオの様子はこちら → https://gensouan.com/room/
着慣れておらず動きにくい、外に出るとお天気によっては装いが崩れてしまうかも、という心配なしに歴史ある和室と近代的なスタジオでの撮影が両立できる貸会場は他ではあまり見たことがありません。
ご自身で撮影されること不安なようでしたら、ご相談いただければプロのカメラマンをご紹介することも可能です。(※費用等については別途要相談)
七五三から成人、結婚のお祝い、何かの記念日、京都旅行のひとコマなど「特別な日」に着物を着て、日本情緒を堪能できる空間で思い出を写真に残す。玄想庵にていかがでしょうか?